太陽の朝は窓を閉じて【オムニバス】
「出してないって。
来年からは必ず出すから許してくれってまた泣いてるよ(笑)。

泣く酔っぱらいは、面倒だね、可愛いけど。
何?何か問題でもあんの?。」


私は由宇ちゃんに御礼と、機会があったら行くからと言い静かに電話を切った。



笹木先生の年賀状。

笹木先生の年賀状では無い。


私は頭の上に、重くて固い石を誰かに不意に乗せられた様にしばらくは動けなかった。



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