ヒメ恋~Last Love~
美海が一人暮らしを始めて、オレは仕事で海外に行っていない限り、ほぼ毎日夜を美海の部屋で過ごしている。
深夜の日付が変わる頃、オレは美海の家に向かう。
美海がモデルの仕事から帰っていない時は、合い鍵を使って部屋に入る。
今ではそんな生活が当たり前になってしまった。
美海が帰ってくるのをソファーで待ちながら、いつの間にか眠ってしまうこともある。
でも気付いた時には、美海がオレを起こさないように体に布団をかけてくれている。
そしてソファーの前に座り、オレの手に頬を乗せながら幸せそうな顔をして眠っている。
そんな美海の幸せな顔を見ると、オレまで幸せで温かい気持ちになれる。
一方で、理奈との関係も切れず美海にもコソコソとオレとの関係を続けさせていることに胸が痛んだりもした。
本当に美海は幸せなのだろうかーー。
「オレの側にいるだけで幸せ」
そう言った美海の言葉は、今も変わっていないんだろうか…。
『好き』だと言ってやれずに、ただ側にいてやることしかできないオレの側にいて…。
美海・・・
お前は今本当に幸せか?
深夜の日付が変わる頃、オレは美海の家に向かう。
美海がモデルの仕事から帰っていない時は、合い鍵を使って部屋に入る。
今ではそんな生活が当たり前になってしまった。
美海が帰ってくるのをソファーで待ちながら、いつの間にか眠ってしまうこともある。
でも気付いた時には、美海がオレを起こさないように体に布団をかけてくれている。
そしてソファーの前に座り、オレの手に頬を乗せながら幸せそうな顔をして眠っている。
そんな美海の幸せな顔を見ると、オレまで幸せで温かい気持ちになれる。
一方で、理奈との関係も切れず美海にもコソコソとオレとの関係を続けさせていることに胸が痛んだりもした。
本当に美海は幸せなのだろうかーー。
「オレの側にいるだけで幸せ」
そう言った美海の言葉は、今も変わっていないんだろうか…。
『好き』だと言ってやれずに、ただ側にいてやることしかできないオレの側にいて…。
美海・・・
お前は今本当に幸せか?