ヒメ恋~Last Love~
疑惑①
「…寒いっ」
ベッドサイドの窓を少し開けると、冷たい風が吹き込んできた。
「あっ、雪…」
どうりでこんなに寒いはずだわーー
もう1月も終わるもんねーー時が経つのは本当に早い。
あたしの一人暮らしも、あと2ヵ月で終わりーー
「美海…?起きたのか?」
隣で寝ていた海里が起き上がり、あたしを抱きしめる。
「寒いな…」
「雪が降ってるんだよ」
「雪?!どうりで寒いはずだ…このままここから出たくないな」
海里が抱きしめる力を強める。
「あたしも海里とこのままいたいな…」
海里とこんな他愛ない会話ができることが、あたしの今一番の幸せ。
朝起きて一番に愛する人の顔が見られる・・・
目覚めた彼が一番にすることは、あたしを抱きしめキスすることーー
あたしは毎日幸せに満たされていた。
この幸せが、これからも続いていくんだって信じてた。
でも間違いなく・・・
『別離』がすぐそこまで迫っていたーー
ベッドサイドの窓を少し開けると、冷たい風が吹き込んできた。
「あっ、雪…」
どうりでこんなに寒いはずだわーー
もう1月も終わるもんねーー時が経つのは本当に早い。
あたしの一人暮らしも、あと2ヵ月で終わりーー
「美海…?起きたのか?」
隣で寝ていた海里が起き上がり、あたしを抱きしめる。
「寒いな…」
「雪が降ってるんだよ」
「雪?!どうりで寒いはずだ…このままここから出たくないな」
海里が抱きしめる力を強める。
「あたしも海里とこのままいたいな…」
海里とこんな他愛ない会話ができることが、あたしの今一番の幸せ。
朝起きて一番に愛する人の顔が見られる・・・
目覚めた彼が一番にすることは、あたしを抱きしめキスすることーー
あたしは毎日幸せに満たされていた。
この幸せが、これからも続いていくんだって信じてた。
でも間違いなく・・・
『別離』がすぐそこまで迫っていたーー