最低な俺だけど…。
俺は、機材をいじるのをやめて、

『え?』


ときいた。



『なんか気になったの。好きなのかな…?笑』


渡井は笑った。



『…。』


俺が黙っていると、



『良かったらで良いんだけど、付き合ってくれないかな?』


渡井がチラッと、こっちを見る。



それでも、俺が黙っていると、


『嫌いなら良いの。』


また機材のほうに、目をやった。





< 217 / 443 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop