最低な俺だけど…。










渡井は、大粒の涙を目から溢しながら、

『ううん…。私も悪かったと思う。なんか、責めてるみたいな言い方しちゃって…。でも…ごめん……。』


そう言うと、店から飛び出して行ってしまった。




『はぁ…。』


俺が溜め息をつき、コーヒーを飲むと、



『若いから、いろいろとあるよなぁ。』


店主のおじさんが、ポツリと言った。





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