最低な俺だけど…。
渡井は、家の近くの公園のベンチにいた。




軽く雨も降り始めている。





『なぁ。渡井…。』


俺が声をかけると、渡井は俺の顔をみた。



『俺ら…さぁー…』


俺が言いかけると、



『わかってたよ…。付き合ったら、こんな雰囲気かな?って。それでも好きだった。』


渡井は言った。




『俺らさ…一回離れないか?二人のためにも…。』


俺は話を切り出した。





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