最低な俺だけど…。
―― 部室。―――




俺や幸人にとっては、最後の甲子園予選だった。




1年の時。
幸人や有馬先輩に、丸め込まれたような状態で入った俺なのに、気が付けば野球がない生活の方が、有り得ないようになっていた。




『よぉーし!今年も予選の対戦相手を発表するぞ↑』


桑先は、なぜか凄く嬉しそうに言った。





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