最低な俺だけど…。
11章 それぞれの新しい道へ

卒業式の奇跡

もう卒業。





俺は結局、進路が決まらぬまま卒業式を迎えてしまった。


『なぁ!結局。進路決めてねぇーじゃん↑』


幸人が証書で、頭を軽く叩いてきた。



『まぁな(笑)決まんなかったんだよ!やりたい事みっかんねぇーし↑』


俺も叩き返すと、



『あ!そういえば言うの忘れてたけど、さっき桑先が呼んでたよ↑↑』


幸人の言葉に、俺は急いで職員室へと走った。





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