転校
暗くて何をしても言い返さなくて地味な私は、イジメの格好の的だった―

「何か言えよ!ブスー!!」

「・・・・・・」

「無視すんなって!」

「あっ・・・!」

髪の毛を引っ張られた。
私の髪の毛を引っ張りながら無邪気に笑う男子は、今思えばえげつない・・・

そうだ。
毎日、毎日、同じようなことをされて・・・
幼い私は精神的に追い詰められたんだ。



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