Hand in Hand

「…。」

ほらぁ!間宮君黙っちゃったじゃん。

私は俯いている間宮君の顔をこっそり伺った。


「…真っ赤。」

「え!?」


間宮君は口を押さえながらこっちを向いた。


「ちょっと、今見ないで。」


間宮君はそう言って私に背中を向けた。

だって。まさかそんなに顔が真っ赤だとは思わなくて。

口からでちゃった。

てか、間宮君それはどういうことなの?
赤くなるって。



どうしよう。
私も間宮君以上に顔真っ赤だと思う。


「つかさ。」


間宮君は姿勢を戻し口を開いた。


「俺らタメ?」

「うん!高2。」

「そう。」

「うん。」


どうしよう。今聞かなきゃダメだよね。
メアド。


タイミング的に今しかない!

よし!
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