Hand in Hand
親友?
あれから5日。
私はあの時間の電車に乗るのをやめた。
どんな顔をして間宮君に会ったらいいか分からなかったし
嫌われてるのに
わざわざ会いに行くなんて私には出来なかった。
「…く!未来!!!」
はっとして、前を向くと
そこには眉間にしわを寄せた愛華が立っていた。
「未来、あんたいつまでぼけーっとしてるつもり?もう、お昼だけど!!」
愛華の言葉に時計を見ると、すでに4時間目が終わって5分が過ぎていた。
「うわっ!!何で!!」
慌てる私を見て、愛華は大きくため息をついた。