Hand in Hand
集会場では、後輩達がバスケをしている。
ダムダムと音を鳴らして友達と騒いでいる
そんな風景がただただ目の前を通り過ぎていく。
そんな気がした。
…って。
暗い!!!!
どう考えたって暗い!!
そんな、詩人みたいなこと言ってるタイプじゃないでしょ私は!
ダメだダメだ
いくらふられたからって…
…ふられ…たんだっけ。
そう言えば
私。
いや、ふられるも何も告白すらしてないんだからさ!
でもでも
メアドだめって関わりたくないってことでしょ?
ってことは
え―っと
…どっちだ?
私がそんな自問自答を繰り返していると隣から
パンっ!
と大きな手を叩く音が聞こえた。