GRAYな君とPINKな私
「おっはよぉ!!」



 「・・・。」


 クラスが静まり返る

  まぁそれも当然

 梓は入学式にも関わらず


 ピアスと付け爪をしてきたのである



 もう梓は不良という

 印象になってしまっている
でも梓はそれに気づいていない。


「返事わぁ~??」


 「・・・・。」



 「は?シカトかよ」


 登校初日から悪い気分である


 「えぇ~っとあたしの席わぁ」



 1番後ろか・・・。



 『ドカ!!』


 乱暴にカバンを机に置く

 っつ~かとなり誰??


 「・・・滝松 優羽?

    女かよぉおおお!」


 
 大声で叫んだため

   クラスの視線が

  梓の方に向く


「となりだったら男だろぉ!!

   なんだよ優羽って変な名前!」
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