GRAYな君とPINKな私
「すっすいません
     変な名前で」


 「あぁ?」

 となりには太い本をよんでいる
メガネを掛けた男が座っていた


「誰?そこわ優羽ちゃんの席ですけど」


「ですからボクが優羽です。」

「はい?」

「ボクが優羽です」

「マジで?」

「はい。すっすいません
    変な名前ですよね・・・。」


 「っつ~かお前アレだよね」
    
 「アレとは?」









 「ダサイよね」











 教室の空気が凍りつく



「っうっつっうっうううぅ」

「何?ちょっと泣いてんの!??」

「泣っいてなんかっいまっせっん」


「泣いてんじゃん!!
    何?何で泣いてんの!!??」



 さすがの梓も
  オロオロしています
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