*あたしの先生*


「それと点滴だけするから」

「う゛っ‥」

忘れてた~っっ

「自分で抜いたんだから文句は言えないよな~」

でたよ、先生のあの怖い笑顔‥

「やだやだやだっ」

「ほら腕っ」

無理矢理腕をひっぱられる。

ひんやりとした消毒液がぬられて‥

「いくぞ~」

「‥っっ」

痛い‥もうやだ‥
泣きたくないのに涙出てくるし~っ

「泣くなって。いい加減なれろよ。」

「グズッ‥もうやだよぉ」
「大人しくしてたら良くなるから。」

「‥うん。」

「じゃ病室戻っていいよ。」


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