思いこみ恋愛
雲ひとつない空の下。
多くの生徒が登校する中1人全速力で駆ける少年。
口にはパンを加えているが何か困ってるようです・・
くそう・・・食えねえ・・・
なんでだ?走ってると食堂器官がまるで閉鎖でもしたかのように喉に物が通らなくなる。
これは1度止まって食べ終わってから走り出すべきか?
それとも、学校についてから食べるか?
いや学校で食べたら絶対あの鬼顧問が許さないだろう。
俺は前者を選び、ゆっくり歩きながらパンをかじった。
横を通る生徒の視線が痛い。
マナー違反だかなんだか勝手に言えばいいさ。
鬼顧問の怒りに比べりゃ痛くもかゆくもないぜ。
ザッザッ。
後ろから足音が近づく。
なんだなんだ、ようやく俺に直接言うやつが現れたか・・
?「あの」
裕(やっぱりー!!)「何?」
?「落としましたよ?」
そういって女はタオルを差し出した。
裕「あ、やべ。急ぎすぎて落した!えと、ありがと」
?「いえいえ。」
そういうと女は歩きだした。
よく見てみると、顔はとても整っていて
身長は俺より少し低いぐらいでスラッとしていた。
どんどん遠ざかる女の後姿を見て俺は・・・
*恋に落ちてしまった*