ZAN
「ふざけんなよ。」

「イイじゃない。だってアンタ、まだ独身でしょ?」

おーい。

どこまで話進んでんだー。

その女も明もいい加減にしろよー。

「全然独身じゃない。」

「じゃあ、なんでニュースになんないのよ。売れてきたのに。」

「これ以上お前に話すことはない。切るぞ。」

<ぴ ぷーぷーぷーぷーぷー>

「誰よ?」

「前カノ。」

「なんで今頃電話してきてんのよ。」

私は全部聞いたけど質問してみた。

「え、なんか仕事の件で相談事。」

おい。

今嘘ついたよな。

私は思いっきり怖い顔をした。

なのに、明は

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