ZAN
あまりに恥ずかしいので下を向いて顔を隠した。

「ほら。何?気になる事って。」

「んぅーーー。」

「なぁに?」

「いやただね?あの車なんで歩道に入ったんだろうって思ったの。」

「乗り上げちゃったんじゃね?」

「あの時間から居眠り?」

「まぁ、俺もちょっと気になってたりもするんだよね。」

「ほらぁ。」

「いやソレじゃなくて、クルマのナンバー。」

「なんで?」

「この前来た元カノの俺の送迎用の車だと思うんだけど。」

「元カノどんだけ金持ち・・・。汗」

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