ZAN
「どーしたー?」

明は下を向いてしゃがんでた。汗

「どーしたん?」

私もしゃがんで聞いてみた。

明はなんか震えてる。

泣いてんのか?

「マジどーしたんだってば!言わなきゃわかんないじゃん!」

「切った。手切った。」

「はぁ?アンタねぇ。汗 一応ベーシストでしょうが!!」

「手が滑ってさー。泣」

「もー。んなんで泣くなよ・・・。」

「いや。結構ざっくりいったし・・・。泣」

「はぁぁぁ?!ちょっと!見してみ?」

明は下向きながら私に手を見せた。

手の甲が切れてる。

おっとっと。血が落ちる!!!

やべーーーー!!!

うぉりゃ!

私は口で受け止めた。汗

「おい!!」

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