あたしヤク中×彼はポリ公
「なんだか分からないが、君がそういうのなら、山でも海でも行こう!」
「海じゃなくて山よ!」
二人は急いでホテルを出た。ホテルの駐車場は通りとはカーテンで仕切られており、薄暗かった。車に乗り込んだ衛はエリザベートに聞いた。
「どこの山に向かえばいいんだい?」
「T町にあるダムよ!ダムの底に、村が沈んでいるわ!その村の端っこにある祠で、動物たちが、シャワーヘッドを待っているの!」
「・・・その行為は、正義か?」
「もちろんよ!」
「わかった。飛ばすぞ!」
衛は愛車のカローラを走らせた。
< 17 / 21 >

この作品をシェア

pagetop