【完】イケメン生徒会長は俺様!?
俺だって……好きな女ぐらい自分の手で守りてーんだよ…。



もうこれ以上……大事なものを失いたくねぇんだよ…。



これ以上……大事なヤツを失いたくねーんだよ。


美綺を失ったら……これ以上大事なものを失ったら、もう俺にはなんにも残らねーんだよ…。



俺は今まで……ずっと一人だった。



両親は小さい頃、事故で亡くなった。



それ以来、メイドとか家政婦に育てられてきた。


だから……母親や父親が居るのが羨ましかった。


それが普通だけど……俺には本当に羨ましかった


だからもう……これ以上大事なヤツを失う訳には行かねぇんだよ…。



俺はもう……独りぼっちにはなりたくないんだよ…。



でも今は……美綺が居るから頑張れる。



だけど……やっぱり寂しいんだ。



……悲しいんだ。



だから、なんにも言わない美綺が……ちょっと悲しかったりする。



俺は美綺のことを信じてるから。



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