【完】イケメン生徒会長は俺様!?
あたしたちが付き合い始めてからおよそ一週間。
けど……あたしに対する嫌がらせは治まる様子はなかった。
それどころか、日に日にヒドくなっていた。
辛いよ……誰か助けて。
誰か……助けてよ。
お願い……誰か助けてよ…。
あたしは今、屋上に居る
もちろん……先輩たちも一緒。
またいつものように、嫌がらせを受けていた。
正直、辛くて辛くて仕方なかった。
流二……助けて。
あたしのこと守ってくれるって言ったじゃん。
なんでピンチの時に、助けてくれないの?
ねー……約束したじゃん。なにがあっても守ってやるからって……約束したじゃん。なのに……なんで助けに来てくれないの?
ねぇ……なんで?
あたし、辛いんだよ…。
でも、結局そんなことを思っても、流二は助けになんて来てくれない。
生徒会長だもん、忙しいのは分かるんだ。……でも、助けて欲しいよ…。
あたしはただ時間が過ぎていくのを待つしかなかった。
なにを言われても無言。
けど、先輩たちはあたしを見て余計イライラしたのか「なんとか言えよ!」と言ってあたしを突き飛ばした。
あたし怖くなって、起き上がることが出来なかった。
でも、先輩たちはあたしの髪の毛を掴んでなんか言っていた。
けど、今のあたしには先輩たちがなにを言っているのか聞き取ることが出来なかった。
もうダメだと思った。
その時―――
「先輩、いい加減にしたら?」
えっ……誰?
でもこの声は……生徒会長じゃない。
じゃあ……誰?
「その子のこと離せつってんだろ」
その人がそう言うと、先輩たちはあたしを離して屋上から出て行った。
段々、足音が近付いているのが分かった。
でも、怖くて顔を上げることが出来なかった。
その人はあたしの前にしゃがむと、手を差し出して"大丈夫?"と言った。
「……あっ、はい」
けど……あたしに対する嫌がらせは治まる様子はなかった。
それどころか、日に日にヒドくなっていた。
辛いよ……誰か助けて。
誰か……助けてよ。
お願い……誰か助けてよ…。
あたしは今、屋上に居る
もちろん……先輩たちも一緒。
またいつものように、嫌がらせを受けていた。
正直、辛くて辛くて仕方なかった。
流二……助けて。
あたしのこと守ってくれるって言ったじゃん。
なんでピンチの時に、助けてくれないの?
ねー……約束したじゃん。なにがあっても守ってやるからって……約束したじゃん。なのに……なんで助けに来てくれないの?
ねぇ……なんで?
あたし、辛いんだよ…。
でも、結局そんなことを思っても、流二は助けになんて来てくれない。
生徒会長だもん、忙しいのは分かるんだ。……でも、助けて欲しいよ…。
あたしはただ時間が過ぎていくのを待つしかなかった。
なにを言われても無言。
けど、先輩たちはあたしを見て余計イライラしたのか「なんとか言えよ!」と言ってあたしを突き飛ばした。
あたし怖くなって、起き上がることが出来なかった。
でも、先輩たちはあたしの髪の毛を掴んでなんか言っていた。
けど、今のあたしには先輩たちがなにを言っているのか聞き取ることが出来なかった。
もうダメだと思った。
その時―――
「先輩、いい加減にしたら?」
えっ……誰?
でもこの声は……生徒会長じゃない。
じゃあ……誰?
「その子のこと離せつってんだろ」
その人がそう言うと、先輩たちはあたしを離して屋上から出て行った。
段々、足音が近付いているのが分かった。
でも、怖くて顔を上げることが出来なかった。
その人はあたしの前にしゃがむと、手を差し出して"大丈夫?"と言った。
「……あっ、はい」