【完】イケメン生徒会長は俺様！？

でも、美綺は目を合わせようとしなかった。



それ所か、なにも言おうとしなかった。



「せ、生徒会長……放してください。痛いです」


「悪い。……俺、もうダメだ」



俺はもう理性が吹っ飛んでしまい、保てなくなった。



「え？……んっ」



次の瞬間、俺は美綺の唇を奪った。



でも、すぐに離した。



美綺は俺を見つめたままなにも言わなかった。



でも、また唇を奪った。


美綺は一生懸命抵抗した


でも……途中で抵抗するのをやめた。



「……美綺？」



かと思ったら……いきなり泣き出した。



俺はさすがにヤバいと思い美綺の上から退いた。


俺はベッドの下に座ると、おもむろに口を開いた


「……ごめん」



美綺はベッドから起き上がると、涙を拭って俺の側に座った。



そして口を開いた。



「ごめんなさい……あたし……「もういいから。もう、なにも言わなくていい」



俺はそう言うと、美綺を強く抱き締めた。



「ごめんなさい……あたし…」



俺は美綺に触れるくらいのキスをすると、美綺を強く抱き締めた。



「……もういいから」



美綺はなにも言わずにただ黙っていた。



「あたし……誠人と別れちゃった」



その言葉を聞いた俺は思わず目を見開いて、美綺を見た。



「……え？」



「誠人と……別れた」



美綺はそう言うと、俺の背中に手を回した。



俺は少し戸惑った。



美綺が……別れた？



アイツと……別れた？



ウソだろ？本当に……本当に？



「本当に？」



「うん……本当に」



美綺はそう言って軽く微笑んだ。



俺はおもむろに口を開いた。



「……美綺、俺」



俺、もう一回、もう一回だけ……美綺に好きって言いたい。



ダメもとでいいから……もう一回だけ、美綺に告白したい。



もう一回……戻りたい。