【完】イケメン生徒会長は俺様!?
朝起きると、流二は洋服に着替えていた。



「……あれ、流二?どうしたの……そんな格好して。どっか行くの?」



あたしは疑問に思い、流二に問い掛けた。



「おっ、起きたか。美綺も早く着替えろ」



流二はそう言うと、あたしの所まで駆け寄ってきた。



「……え?」



その瞬間、流二はあたしの唇を奪った。



「早く着替えろ。これから出かけるから」



流二はそう言って部屋を出て行った。



あたしは渋々起き上がって自分の部屋に戻ると、服を着替えた。



ねむーっ。



あたしは顔を洗い部屋に戻ると、軽く化粧をした


支度を終えるとすぐに、流二の部屋に戻った。



部屋に入ると、流二は携帯で誰かに電話をかけているようだった。



少し会話を交わすと、すぐに電話を切った。



あたしはに気付いた流二はニコッと笑った。



あたしは流二の隣りに座ると流二をチラッと見た


「ねー。どこ行くの?」


そして口を開いた。



「デート」



流二は短く答えた。



「……デート?」



「そっ、啓悟たちとな」


あたしがそう聞くと、流二はクールに言い放った


「啓悟君たちも……一緒なんだ」



「ああ、あと啓悟の彼女」



流二はそう言うと、あたしを抱き締めた。



そしてこう言った。



「そんな悲しそうな顔、すんなよ」



「え?……あっ、うん。ごめん」



あたしは少し戸惑っていた。



デートっていうから……てっきり二人だけかと思ってた。



「そろそろ行くか」



「うん!」



あたしは流二の腕にしがみついて一緒に部屋を出た。



流二はほんのり顔を赤くしていた。



待ち合わせ場所に行くと、すでに茉衣と啓悟君が来ていた。



「啓悟、遅くなって悪かったな」



「いや、俺らも今来たとこだから」



流二と啓悟君は軽く会話を交わすと歩き出した。


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