【完】イケメン生徒会長は俺様!?
って言ってしまった。



「よし。行くか」



流二はそう言うと、あたしの手を握って歩き出した。



本当は……お化け屋敷怖い。



でも、強がって怖くなんかないよ!なんて言っちゃったし…。



今更後戻りは出来ない。


あたしは意を決して、お化け屋敷の中に入った。


だけど、やっぱり怖くて思わず流二に抱き付いた


流二はそんなあたしをニヤニヤしながら見ていた


お化け屋敷から出ると、余りの怖さに涙が出そうになった。



「……大丈夫か?」



流二はそんなあたしを心配そうに顔を覗き込んで言った。



「うん。……大丈夫」



あたしは軽く笑ってそう言った。



「ごめんな?怖い思いさせて」



流二はそう言ってあたしを抱き締めた。



「ううん。大丈夫っ!」


あたしはそう言うと、流二に笑顔を浮かべた。



「そっか。じゃあ、次行くか」



「うん!」



あたしは流二の腕に抱き付いて一緒に歩いた。



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