【完】イケメン生徒会長は俺様!?
その日、拓哉はあたしを家まで送ってくれた。



「拓哉…」



あたしが拓哉に抱き付くと、拓哉は優しく抱き締めてくれた。



「美綺……ごめんな?怖い思いさせて」



「ううん……悪いのは、拓哉じゃないよ」



拓哉はあたしをギュッと抱き締めた。



「ごめんね……バイバイ」



「おう。気をつけてな」


拓哉はそう言うと、後ろから手を振って帰って行った。



あたしは拓哉を見送って家に入ると、すぐに玄関の鍵を閉めた。



今、家には誰も居ない。


「……怖かったよぉ…」


あたしは部屋に入ると、そのままベッドに横になった。



拓哉……ごめんね…。



だけど目を閉じる度……さっきの出来事が蘇ってくる。



なかなか頭から離れない


……怖かったよ。



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