【完】イケメン生徒会長は俺様!?
気が付くとあたしは、ベッドの中で眠っていた。


隣りには、拓哉が居た。


拓哉はあたしの隣りで、寝息を立てて寝ていた。


拓哉の寝顔、可愛いな。


拓哉の寝顔を見ながら、そう思った。



拓哉……ずっと側に居てね?



あたし……なにがあっても絶対離れないから…。


絶対離れないって……約束するから。



だから……もう絶対あたしから離れないで…。



その大きな手で……その大きな体で、あたしを守って?



約束……だからね。



あたしはもう一度深くベッドに潜ると、拓哉の手を握ってそのまま眠りについた。



だけどまさか……あんなことになるなんて、思ってもいなかった。



なんでこうなっちゃったんだろう…。



ねー……あたしたちって、こうなる運命だったのかな?



神様、なんであたしたちは……こんなことになってしまったの?



あたしたちを……助けてはくれないの?



ねー……出来ることなら、もう一度あの頃に戻りたいよ。



あの頃のように……また戻りたいよ…。



だけど……それはもう無理なことだって分かってるの。



分かってるからこそ……辛いの…。



ねー神様……神様は、あたしを救ってはくれないんですか?



お願いだから……あたしを助けてください。



無理なお願いだってことは分かってます。



だけど……もう一度、あたしを救って欲しいんです。



お願いです……あたしを救ってください。



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