【完】イケメン生徒会長は俺様!?
美綺はそこで言葉を止めた。



「……美綺?」



俺は美綺の顔を覗き込んだ。



美綺は軽く俺を見つめると、また話し始めた。



「……でも、今は流二が居るから平気だよ」



美綺はそう言ってニコッと笑った。



「……美綺」



「あたし……もう流二の側から離れないから…」


「……俺も、もう美綺のこと絶対離さない」



「うん…」



俺は美綺にそっとキスをした。



そして唇を離すと、美綺の目から大粒の涙が出ていた。



「泣くなよ。泣き虫だな、お前は」



「……流二の前だから、すぐに泣き虫になるんだよ」



美綺はそう言うと、俺の胸の中に飛び込んだ。



俺は美綺の背中を優しく撫でた。



「あたし、流二と逢えて良かった。……流二みたいに素敵な人、なかなか居ないから」



「俺も……美綺に逢えて良かった」



「今までごめんね……そして、ありがとう」



美綺はそう言うと、俺にキスをした。



「…………」



俺はちょっと恥ずかしかった。



美綺からキスしてくるなんて始めてだった。



だからちょっと戸惑った


気付いたら、俺は美綺をベッドに押し倒していた


「誘ってんじゃねーよ」


「なっ!////別に誘ってなんかないしっ!」



「完全に誘ってんだろ」


「だから!……んっ」



俺は美綺の唇を塞ぐと、そのまま舌を入れた。



「んっ……やぁ……ダメッ」



ごめん美綺……今日は手加減とか無理だ。



俺が唇を離すと、美綺は恥ずかしそうにしていた


「ごめん美綺……今日は手加減とか無理だ」



「えっ////」



「覚悟しとけよ」



「んんっ…」



俺は美綺が言葉を発する前に唇を塞いだ。



「んっ……ダメッ……」


「俺もムリだ」



俺は美綺の服を脱がせると、自分の服を脱いで美綺に覆い被さった。



「手加減、しねーから」


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