【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「はぁ?」



俺は思わず聞き返した。


「聞こえなかった?じゃあもう一度言う。離してくれないなら別れるから」



……はぁ?!なんだよそれっ!!



つーか、なんでそうなんだよ!!



意味分かんねーよ!!



「お前、なに言ってんの?」



俺は美綺をジッと見た。


「流二の意地悪っ!バカッ!大っ嫌いっ!」



美綺はそう言うと、俺から離れてそのまま部屋を出て行った。



ああ、なにやってんだ俺。……美綺のこと完全に怒らせちまった。



はぁ……俺たち、もう終わりなのか?



本当に別れるなんてイヤだ。



本気で言ったのか?



俺はドアの前でそのまま立ちつくしていた。



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