【完】イケメン生徒会長は俺様!?
また、恥ずかしいセリフをサラリと吐き捨てた。


「なっ////」



バカぁ……そんなこと言わないでよぉ。心臓持たなくなるじゃん。



「……手加減しねぇから、覚悟しとけよ」



流二は耳元で囁いた。



もうイヤだぁ。誰か助けて!!



でも、そんな願いも無念にも届かず、本当に朝まで寝かせてもらえなかったあたしであった。



はぁー。辛い。絶対寝不足になりそう。



眠りにつけたのは、本当に朝だった。



―――――…



「んっ……ふぁー。眠い…」



あたしは自然と目が覚めた。



そして、ゆっくりベッドから起き上がった。



「今何時…」



そう呟いて時計を見る。


「12時30分かぁ……って、ええっ!もうこんな時間!!ヤバいよ!!」



あたしは急いでベッドから降りると、服を着替えた。


そして流二を起こした。


「流二、起きて!もう12時半だよ!!」



「……ん?あ?」



もう!寝起き悪すぎ!!


「だから早く起きてよ。もうお昼だよ!」



あたしはそう言うと、流二の体を揺らした。



「ああ。分かったから、揺らすのやめろ」



「あっ、ごめん。てか早く着替えて。あたし先に下降りてるから」



あたしはそう言うと、部屋を出た。



"はぁ…"と思わずため息を付いた。



ああ……眠い。



あたしは洗面台で顔を洗ってキッチンに行った。


でも、やっぱりお父さんとお母さんの姿はどこにもなかった。



もうお昼だもんね…。



なんかお腹空いたしーなんか作ろうかな?



んー。でもなににしようかな?



あたしはそう思い、冷蔵庫を開けた。



しかし、冷蔵庫の中はなにも入っていなかった。


「うわぁ……なんにもないじゃん」



入っていたのは、飲み物と調味料ぐらいだった。


「はぁ……仕方ない。買い物でもして来るか」



あたしはため息をついて冷蔵庫を閉めると、リビング戻った。



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