【完】イケメン生徒会長は俺様!?
リビングに戻ると、すでに流二が居て欠伸をしながらソファーにもたれ掛かっていた。



「流二?あたし買い物行くんだけど、一緒に行く?」



流二にそう聞いた。



「行く。お前が変なヤツ等に目ぇ付けられたら困るから」



……え?そんなこと思っててくれてたの?



ヤバい。……なんかちょー嬉しいかも。



「流二、ありがとう!」


あたしはそう言って流二に抱き付いた。



「うわっ!なんだよいきなり。抱き付くなよ。暑苦しいから」



「いいじゃん。ねーそれよりお腹空いたでしょ?なんか作るけどなに食べたい?」



あたしは流二から離れて隣りに座ると、そう言った。



「ん?美綺が作ってくれるならなんでもいい」



流二はそう答えると、ニコッと笑った。



……む、胸キュンポイント!!



「うん。分かった!じゃあ買い物行こう」



「おーっ」



あたしはそう言うと、財布と携帯だけを持って家を出た。



もちろん行く時は恋人繋ぎで。



あたしたちは近くのスーパーへ入った。



でも、あたし実はスッピンなんだよねー。



カゴを持ち、色んな食材を選んではカゴに入れた


冷蔵庫の中も充実させるため、たくさんの野菜や果物、飲み物などを入れた。



カゴが重くなると、流二がカゴを持ってくれた。


今日のお昼なににしようかな?



んー。……あっ、そうだ!!



「ねー流二」



あたしは隣りでカゴを持っている流二に聞いた。


「ん?」



「今日のお昼、スパゲティでいい?」



「ん?うん」



流二は頷くと、優しく微笑んだ。



よし!今日のお昼はスパゲティで決まり!



あたしは早速、スパゲティとスパゲティのソースをカゴに入れてレジへと向かった。



レジで会計を済ませると、そのままスーパーを後にした。



荷物は俺が持つって言って流二が持ってくれた。


3袋ぐらいの買い物をしたせいで、手は繋げなかった。



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