【完】イケメン生徒会長は俺様!?
ヤバい。



……ん?待てよ。



まさか今の……って!そんな訳、ないよね?



……ええっ?!



もしかして今の、見られてた?!



うわぁーん……恥ずかしい////



サイアクだぁ。



「塚原、どした?顔真っ赤だぞ」



「い、いや!なんでもないから!」



ヤバい!!噛み過ぎた!!



「プッ……お前、ほんと面白いなぁ」



!?!?



わ、笑われた!!



サイアクー!!



つーか、面白いってなに?!



あたしのどこが面白い訳?!



「塚原?おい塚原!!」


「へっ?なに?」



うわぁーサイアク!!今度は声が裏返った!!



マジサイアクだぁ!!



「お前、"へっ?"ってなんだよ。つーか、マジ面白すぎだから」



冴島君はそう言うと、お腹を抱えてゲラゲラと笑いだした。



「…………」



……冴島君死ね!!



「あっ、塚原もしかして……俺に惚れちゃったの?」


は、はい?!なんでそうなるのよ!!



意味分かんないから!!


なんであたしがアンタなんかに惚れなきゃなんないのよ!!



ふざけんなーっ!!



「な訳ないでしょ!!バカッ!!」



「なんだ違うのか。つまんねーの」



はいーっ?!つまんねぇのってなに!!



「ちょっと、それどういう意味よ!!」



「ん?だって顔赤くなってたから、てっきり俺のこと好きなのかな?って思ってさぁ」



「な訳ないでしょ!なんであたしがアンタのことなんか好きにならないといけない訳ーっ?!」



あたしはそう言うと、冴島君を思いっきり睨み付けた。



一体どうしたら思考回路がそうなるのよ!!



あり得ないから!!



マジでなんなの?!いちいちムカつく!!



コイツ、あたしのこと弄んでない!?



「フッ……冗談だよ」



なっ!!じょ、冗談?!


また騙さたぁ!!



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