【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「でしょー?あたしたちお風呂も一緒に入ってる仲だもんねー」



あたしはそう言うと、ニッコリ笑って流二に視線を向けた。



流二は目を見開いて困った顔をした。



「えー?!そうなの?」


と、クラスの子が言った


「うん。しかも毎日♪」


あたしはそう言って満面の笑みを浮かべた。



流二は口をポカーンと開けてあたしを見ていた。


「へー。じゃあ家でもラブラブなんだねーっ」



「うん!だって流二のこと大好きだもん♪」



あたしはそう言うと、流二の頬にキスをした。



「いいなぁラブラブで。羨ましいーっ」



「ヘヘッ♪」



あたしはニコッと笑うと、流二をジィーッと見つめた。



流二は目をパチパチさせながらあたしを見ていた


気が付けば、もうその子たちは教室から居なくなっていた。



流二はあたしを引き離すと、後ろに後退りした。


「お、おおお、お前!」


流二は動揺しているようだった。



「ん?なに?」



あたしは首を傾げて流二に一歩一歩近付いた。



「ばっ、バカッ!!く、来んな!」



はぁ?!……ムカつく。


「あたしにそんなこと言ったら、どうなるか分かってるよね?」



あたしは腕を組んで流二の前に立つと、顔を覗き込んだ。



「……はい。すいませんでした」



流二はそう言って苦笑いした。



「つーか、なんで動揺してんの?あたし、なんか変なこと言った?……あっ、分かった!あたしが流二と一緒にお風呂入ってるって言ったからでしょ」


あたしはニヤリと笑ってそう言うと、流二をジィーと見つめた。



「バカッ!!あんなこと軽々しく言ってんじゃねーよ!!」



流二はそう言うと、教室のドアの方に下がった。


「え?……なんで?」



あたしはそう言うと、更に近付いて流二の顔を覗き込んだ。



「俺が恥ずかしいんだっつうの!」



流二はそう言うと、あたしをギュッと抱き締めた


「え?流二?」



「バカッ」



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