【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「うん。いいよ♪」



そしてその後、お互いのアドレスを交換した。



「ありがとう。後でメールするね」



と和葉ちゃんが言った。


「うん」



あたしはニッコリ笑うと、流二に目を向けた。



「流二はなに食べる?」


「お前と同じのでいい」


流二はそれだけ呟いて、携帯をポケットにしまった。



「分かった」



すると、ちょうど店員さんがこっちにやってきた


和葉ちゃんが呼んでおいたみたいだった。



―――――…



「美味しかったねーっ」


「うん♪」



あたしたちはミートスパゲティを食べ終えた後、少し話しをしていた。



「ねー和葉ちゃんってさ、流二のいとこかなんかなんだよね?」



あたしがそう言うと、和葉ちゃんは水を飲む手を止めてあたしを見た。



「うん。そうだよ。流二は昔からモテてたけど、女の子とはあんまり付き合わなかったよ。でも、流二が女の子のことこんなに大事にしてるのって、美綺ちゃんが初めてなんだよ」


和葉ちゃんはそう言って流二に視線を向けた。


「……え?」



あたしは思わず聞き返してしまった。



「おい和葉。……余計なこと言うな」



流二はそう言うと、ストローで烏龍茶をチューっと啜った。



「いいじゃん別に!本当のことなんだからさぁ」


和葉ちゃんはそう言ってニコッと笑った。



あたしもニッコリ笑うと、水を飲んだ。



「美綺、あんまりコイツに構わなくていいから」


流二はそう言って、怪しい笑みを浮かべた。



「ちょっと、そんな言い方ないでしょ!!」



はい。二人の口喧嘩が始まりました。



「あ?うぜーんだよ。どっか行け」



「はぁ?!そういうアンタがどっか行きなさいよ!あたしの前に現れないで!」



はい。二人は本気です。


「はっ?お前こそ俺の前に現れんな」



「ムキーッ!!アンタってマジムカつく!!」



「それは俺のセリフだ」


……なかなか喧嘩が止まりません。



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