【完】イケメン生徒会長は俺様!?
思い出してしまった。



……あの時のことを。



もう二度と思い出したくなかったのに……思い出してしまった。



あたしの、悲しい過去。


頭の中から消し去ろうともがいていた。



けど……その過去は頭の中から消し去ることは出来なかった。



「……流二」



「美綺、どうした?」



「思い出したくないこと……思い出しちゃった」


「え?」



「拓哉の……こと」



「…………」



流二はあたしを見たまま黙り込んでしまった。



すると流二はあたしを力一杯抱き締めて言った。


「……あんなヤツのことなんて、早く忘れろよ」


「……え?」



あたしは思わずジッと流二を見つめた。



「アイツのことは……俺が忘れさせてやるから。だから、早く忘れろ」



流二はそう言って、あたしをベッドに押し倒した


「え?流二……んっ」



流二があたしの唇を勢いよく塞いだ。



「んっ……りゅ……うじ…」



自然と甘い声が漏れた。


なんか、流二が変…。



いつもはこんなに乱暴じゃないのに…。



なんか……怖い。



「流二……やめて。……なんか変だよ」



「そう?別に普通だよ」


今日の流二は……明らかに変だ。



なんか、いつもの流二じゃない。



「流二、お願い……やめて…」



あたしは抵抗した。



けど、ムダだった。



「言ったじゃん。忘れさせてやるって」



流二……どうしちゃったの?



流二の声はいつもより低かった。



そして流二はそのままあたしの服を脱がせた。



「……やめてっ!!」



「やだ」



助けて……誰か。



そして流二は自分の服を脱ぐと、あたしの中に入ってきた。



「……あっ……んっ」



「あんなヤツ……俺が忘れさせてやるから」



流二はあたしを抱きながら低い声でそう言った。


「あっ……んんっ……」


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