【完】イケメン生徒会長は俺様!?
そしてあたしがそう言った所……茉衣の目から一粒の涙が伝った。
「……茉衣?泣いてる、の?」
「美綺……アンタバカだよ。大バカ者だよ。……軽蔑なんかする訳ないじゃん。嫌う訳ないじゃん。……なんでそのくらいで、アンタのことを嫌いにならなきゃいけないのよ」
茉衣はそう言うと、あたしの頭を撫でた。
茉衣の優しさが、あたしの心に染みた。
そのせいで、あたしの涙腺が緩んだ。
「美綺……無理して笑うことないよ。泣きたい所は……思いっきり泣いていいんだからね」
茉衣はあたしを抱き締めたままそう言うと、あたしの背中を擦った。
……あたしの涙腺が、ついに爆発した。
それからあたしは、茉衣の腕の中で声を押し殺してたくさん泣いた。
涙が枯れるまで泣き続けた。
でも茉衣は、なにも言わずにあたしが泣き止むまでずっと背中を擦ってくれていた。
この時、やっぱり茉衣が友達でよかったって心の底から思えた。
こうやってあたしを抱き締めて背中を擦ってくれる人が居て……あたしに優しく微笑んでくれる人が居て、あたしが泣いてたら一緒に泣いてくれてる人が居て。
……改めて思った。あたしって、本当に恵まれてるなって。
あたしって本当に幸せ者なんだな……って、心の底から思った。
あたしはみんなに出会えてよかった。
こうやって泣くことが出来て……こうやって笑うことが出来て……みんなには感謝しきれないくらい、本当にたくさん感謝してる。
この感謝を、ムダにはしたくない。
「茉衣……ありがとう」
あたしはそう言ってニッコリ笑った。
今になって……やっとまともに笑えた気がする。
いつもの笑顔には届かないと思うけど……やっと笑えた。
これも、茉衣のおかげなんだと思う。
茉衣が居なきゃ……今頃あたしは泣いてなんかなかったと思う。……笑ってなんか、なかったと思う。
でも、今こうして笑えるのが幸せに感じるのは……泣いたからでもなくて……笑ったからでもなくて―――…
「……茉衣?泣いてる、の?」
「美綺……アンタバカだよ。大バカ者だよ。……軽蔑なんかする訳ないじゃん。嫌う訳ないじゃん。……なんでそのくらいで、アンタのことを嫌いにならなきゃいけないのよ」
茉衣はそう言うと、あたしの頭を撫でた。
茉衣の優しさが、あたしの心に染みた。
そのせいで、あたしの涙腺が緩んだ。
「美綺……無理して笑うことないよ。泣きたい所は……思いっきり泣いていいんだからね」
茉衣はあたしを抱き締めたままそう言うと、あたしの背中を擦った。
……あたしの涙腺が、ついに爆発した。
それからあたしは、茉衣の腕の中で声を押し殺してたくさん泣いた。
涙が枯れるまで泣き続けた。
でも茉衣は、なにも言わずにあたしが泣き止むまでずっと背中を擦ってくれていた。
この時、やっぱり茉衣が友達でよかったって心の底から思えた。
こうやってあたしを抱き締めて背中を擦ってくれる人が居て……あたしに優しく微笑んでくれる人が居て、あたしが泣いてたら一緒に泣いてくれてる人が居て。
……改めて思った。あたしって、本当に恵まれてるなって。
あたしって本当に幸せ者なんだな……って、心の底から思った。
あたしはみんなに出会えてよかった。
こうやって泣くことが出来て……こうやって笑うことが出来て……みんなには感謝しきれないくらい、本当にたくさん感謝してる。
この感謝を、ムダにはしたくない。
「茉衣……ありがとう」
あたしはそう言ってニッコリ笑った。
今になって……やっとまともに笑えた気がする。
いつもの笑顔には届かないと思うけど……やっと笑えた。
これも、茉衣のおかげなんだと思う。
茉衣が居なきゃ……今頃あたしは泣いてなんかなかったと思う。……笑ってなんか、なかったと思う。
でも、今こうして笑えるのが幸せに感じるのは……泣いたからでもなくて……笑ったからでもなくて―――…