【完】イケメン生徒会長は俺様!?
めちゃめちゃ嬉しいんだけど!!



そして、俺はまた机に向かった。



―――――…



「流二、ご飯だってー」


部屋の向こうから美綺の声が聞こえた。



「おー。今行く」



俺は一言呟いて部屋を出た。



「うおっ!なんだ居たのか?」



ドアを開けると、美綺が壁に寄り掛かっていた。


「うん。ちょっと歩くの辛くなってきたから支えてもらおうと思って」



美綺はそう言うと、苦笑いした。



「そういうことか……いいぞ」



「ありがとう」



俺は美綺をお姫様抱っこした。



「きゃっ……ちょっと流二、危ないから降ろしてよぉ」



美綺はいきなりのお姫様抱っこでびっくりしたのか、顔を赤くしながらそう言った。



「やだ」



俺はそのまま歩き出した


「流二、降ろしてーっ」


「ダーメ」



「流二ーっ」



「静かにしねーと、その口塞ぐぞ」



「……静かにします」



美綺はしぶしぶ頷いた。


「それでよろしい」



そして俺は、そのまま美綺を食堂まで連れて行った。



「着きましたよ。お姫様」



「あっ、ありがとう」



俺は美綺を降ろした。



「さっ、食べましょうか。お姫様」



「うん!」



そして俺は、美綺のイスを引いた。



「さぁどうぞ。お姫様」


「あっ、ありがとう」



美綺は少しためらいながらイスに座った。



俺は美綺がイスに座ったのを確認すると、イスを押して自分の席へと戻った。



「いただきます」



美綺はそう言うと、料理に手を伸ばした。



「うん。おいしい」



「そっか。よかったな」


俺はそう言ってニコッと笑った。



「うん」



そしてその後も、美綺はおいしそうに料理を食べていた。



その顔は、すごく微笑ましかった。



「ごちそうさまでした」


美綺は満面の笑みを浮かべた。



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