【完】イケメン生徒会長は俺様!?
で、その子と結婚したりして。



……って、俺はなにを想像してんだよ。



なんで子供の話から結婚の話まで飛んでんだよ。



俺の想像力、ハンパなくすげーかも…。



けど、なんか想像してみるのもなかなかいいもんだな。



子供が産まれてくる時、なんか楽しみが増えるもんな。



俺は美綺をベッドに寝かせると、部屋に戻りベッドにダイブした。



「ふう…」



俺はもう少し産まれてくる子供を想像してみることにした。



女だったら、きっと美綺に似て可愛いんだろうな…。



で、俺のことを"お父さん"なんて呼んで。



うわぁ……お父さんかぁ



そういや俺って、"お父さん"になるんだよな。



"お父さん"って、なんか慣れねーな。



つーか、全然"お父さん"って感じがしねー。



きっと、まだ産まれてないからかもしれないけど…。



いいお父さんになれるかな?俺。



美綺はきっと、いい母親になる。



もう、母親らしい顔になってるし。



産まれてくるの楽しみだな。



美綺は産む方だから、大変かもしれないけど…。



そんなことを考えていたら、自然と眠りに落ちていた。



―――――…



「……じ……きて。流二、起きて」



「んーっ」



誰かが俺を呼んでる…。



「流二。流二、起きて」


「んーっ……美綺?」



ああ……誰かが呼んでると思ったら、美綺が呼んでたのか。



「おはよっ」



美綺はニコッと笑った。



「……おはよ」



俺はベッドから起き上がった。



「朝ご飯もうすぐ出来るから食べよっ」



「ああ」



俺は服を着替えると、顔を洗い、食堂へ行った。



「おはようございます。お坊ちゃま」



食堂に着くと、白木が俺に挨拶をした。



「おはよ」



「朝ご飯の支度が出来ております。冷めないうちにお召し上がりください」



「分かった」



< 478 / 698 >

この作品をシェア

pagetop