【完】イケメン生徒会長は俺様!?
子どもが産まれてから、俺は毎日美綺と子どもに逢いに行くようになった



やっぱり、逢いたくなるんだ。



毎日逢ってるけど、それでも恋しくなる。



逢いたくて逢いたくて仕方なくなる。



不思議なことに、学校があって疲れていても、子どものニコニコ顔と美綺の笑顔を見るだけで疲れも吹っ飛んでいく。



特に子どものニコニコ顔



あれは堪らなく可愛いし、見てるだけで癒される



そう思うと、子どもが産まれてよかったなとつくづく思う。



美綺が居て子どもが居て、俺は幸せ者だ。



こんなに幸せでいいのかなと思うくらい、幸せだ



これ以上ないくらいってくらい、幸せだ。



家では一人だから寂しいけど……その寂しさを忘れるくらい、美綺たちに逢うと幸せを感じる。



多分、子どもの笑顔と寝顔を見てる時が一番幸せだと思う。



こんなに可愛い彼女と、こんなに可愛い子どもがいる俺は……世界一幸せだと思う。



そして、美綺は一週間くらい入院することになったため、逢いに行く度に早く家に帰りたいと嘆いている。



そして、今日も美綺たちに逢いに行く。



授業中も子どものことばっかりを考えていてまともに授業を聞いていない俺は、相当親バカなんだと思う。



……自分でも分かるくらい。



だって、ほんとに可愛いんだもん。



いつ見ても可愛いんだもん。



なにより、見てて飽きない。子どものほっぺたを突っ突いたり抱き上げたりすると、可愛いらしい笑顔で俺を見る。



そういう所を見ると、更に幸せだと感じる。



そんなことを毎日していたら美綺に言われてしまった。



「流二、やっぱり親バカだねーっ」と。



"親バカ"



そんなこと言われなくても分かってる。



だって、自分の子どもが一番可愛いと思うから。



他の家の子どもより、俺たちの子どもの方が一番可愛いに決まってる。



確かに子どもはみんな可愛いけど、やっぱり自分たちの子どもが一番可愛いと思う。



見てて飽きないくらい。


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