【完】イケメン生徒会長は俺様!?
美綺はそう言うと、服の袖で涙を拭った。
「…………」
「ほんとにサイテーだよ。あたし」
美綺の声は、微かに震えていた。
「美綺…」
「なにやってんだろうね……あたし」
「…………」
「ごめん」
美綺はそれだけ呟くと、繋いでいた手を放して反対方向を向いた。
ギュッ
俺は美綺を後ろから抱き締めた。
「え?」
「大丈夫だから」
「…………」
「お前の親父だってもう許してくれてるんだ。自分を責めるのはやめろ」
俺はそう言って抱き締める力を強めた。
「……うん」
美綺は軽く頷いた。
「いつまでも泣いてると、美紅が起きるぞ」
「うん…」
「もうなんにも心配することないから」
「……うん」
「大丈夫だから」
「うん……ありがとう流二」
美綺はニコッと笑った。
「ああ」
「……ねー流二」
「ん?」
ちゅっ
美綺は俺にキスをしてきた。
「……えっ」
「愛してるよ……世界中の誰よりも」
美綺は俺をまっすぐに見つめて言った。
俺は美綺から目が反らせなかった。
美綺の目はジッと俺を捉えている。
「黙ってないでなんか言ってよ」
なにも言わない俺に、美綺が少し拗ねたように言った。
ギュッ
「きゃっ…」
俺はもう一度、美綺をギュッと抱き締めた。
「俺も……愛してる」
「うん」
「世界中の誰よりも、美綺を愛してる」
俺はそう言うと、もう一度唇を重ねた。
「……んっ」
ちゅっ
だけど、数秒で唇を離した。
「愛してるよ」
そしてもう一度、耳元でそう囁いた。
「あたしも、愛してる」
美綺も俺の耳元でそう囁いた。
「…………」
「ほんとにサイテーだよ。あたし」
美綺の声は、微かに震えていた。
「美綺…」
「なにやってんだろうね……あたし」
「…………」
「ごめん」
美綺はそれだけ呟くと、繋いでいた手を放して反対方向を向いた。
ギュッ
俺は美綺を後ろから抱き締めた。
「え?」
「大丈夫だから」
「…………」
「お前の親父だってもう許してくれてるんだ。自分を責めるのはやめろ」
俺はそう言って抱き締める力を強めた。
「……うん」
美綺は軽く頷いた。
「いつまでも泣いてると、美紅が起きるぞ」
「うん…」
「もうなんにも心配することないから」
「……うん」
「大丈夫だから」
「うん……ありがとう流二」
美綺はニコッと笑った。
「ああ」
「……ねー流二」
「ん?」
ちゅっ
美綺は俺にキスをしてきた。
「……えっ」
「愛してるよ……世界中の誰よりも」
美綺は俺をまっすぐに見つめて言った。
俺は美綺から目が反らせなかった。
美綺の目はジッと俺を捉えている。
「黙ってないでなんか言ってよ」
なにも言わない俺に、美綺が少し拗ねたように言った。
ギュッ
「きゃっ…」
俺はもう一度、美綺をギュッと抱き締めた。
「俺も……愛してる」
「うん」
「世界中の誰よりも、美綺を愛してる」
俺はそう言うと、もう一度唇を重ねた。
「……んっ」
ちゅっ
だけど、数秒で唇を離した。
「愛してるよ」
そしてもう一度、耳元でそう囁いた。
「あたしも、愛してる」
美綺も俺の耳元でそう囁いた。