【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「おはよー美綺」
学校に着くと、茉衣が笑顔で言った。
「あっ、おはよー茉衣」
あたしはそう言って満面の笑みを浮かべた。
「いよいよ卒業だね」
「うん」
「なんか……全然卒業って感じがしないね」
「うん……そうだね」
「なんか寂しくなるね…」
「うん」
「美綺は卒業したら主婦になるんだよね」
茉衣はそう言うと、あたしに視線を向けた。
「うん」
「そっか。頑張ってね」
「ありがと。茉衣は大学行くんだよね?」
「うん。啓悟と同じ経済学部」
茉衣はそう言うと、ニコッと笑った。
「へぇ、啓悟君と一緒なんだぁ」
「うん!」
「頑張ってね」
「ありがとう。美綺も頑張ってね」
「うん……頑張るよ。妻として、母親として」
あたしはそう言ってニコッと笑った。
「あっ、そっか。結婚するんだよね」
「うん。妻としてはまだまだだから、頑張らなくちゃ」
「でも、母親としてはすごいと思うよ」
「え?……そうかな?」
「うん。だって美綺はあたしから見たら、もう立派な母親だもん」
茉衣はそう言うと、フワリと笑った。
「ありがとう、茉衣」
「うん」
「でも、なんかそう言われると恥ずかしいなぁ」
「ほんとだよ。美綺はすっごく偉い」
「え?」
「高校生なのに子ども産んで、しかも育ててるんだもん」
茉衣はあたしに視線を向けて言った。
「茉衣…」
「まだやりたいことだってあったハズなのに、それを我慢して子ども産むことを決めたんだもん。……偉いと思う」
「……ありがとう」
「あたしだったら……きっと子どもは産めなかったと思うな」
「え?」
あたしは茉衣をジッと見据えた。
「きっと子どものことより、自分のやりたいことを優先してたと思う」
学校に着くと、茉衣が笑顔で言った。
「あっ、おはよー茉衣」
あたしはそう言って満面の笑みを浮かべた。
「いよいよ卒業だね」
「うん」
「なんか……全然卒業って感じがしないね」
「うん……そうだね」
「なんか寂しくなるね…」
「うん」
「美綺は卒業したら主婦になるんだよね」
茉衣はそう言うと、あたしに視線を向けた。
「うん」
「そっか。頑張ってね」
「ありがと。茉衣は大学行くんだよね?」
「うん。啓悟と同じ経済学部」
茉衣はそう言うと、ニコッと笑った。
「へぇ、啓悟君と一緒なんだぁ」
「うん!」
「頑張ってね」
「ありがとう。美綺も頑張ってね」
「うん……頑張るよ。妻として、母親として」
あたしはそう言ってニコッと笑った。
「あっ、そっか。結婚するんだよね」
「うん。妻としてはまだまだだから、頑張らなくちゃ」
「でも、母親としてはすごいと思うよ」
「え?……そうかな?」
「うん。だって美綺はあたしから見たら、もう立派な母親だもん」
茉衣はそう言うと、フワリと笑った。
「ありがとう、茉衣」
「うん」
「でも、なんかそう言われると恥ずかしいなぁ」
「ほんとだよ。美綺はすっごく偉い」
「え?」
「高校生なのに子ども産んで、しかも育ててるんだもん」
茉衣はあたしに視線を向けて言った。
「茉衣…」
「まだやりたいことだってあったハズなのに、それを我慢して子ども産むことを決めたんだもん。……偉いと思う」
「……ありがとう」
「あたしだったら……きっと子どもは産めなかったと思うな」
「え?」
あたしは茉衣をジッと見据えた。
「きっと子どものことより、自分のやりたいことを優先してたと思う」