【完】イケメン生徒会長は俺様!?
「ああ。俺もなにがあっても、絶対に美綺の側から離れない。……つーか離さない」



流二はそう言うと、あたしをギュッと抱き締めた。



「流二…」



そんなこと言われたら、胸キュンしちゃうよ。



てゆーかもうすでに胸キュンしてるよ。



「約束する。俺はなにがあっても、絶対に美綺の側から離れないって」



「うん……あたしもなにがあっても流二の側から離れないって約束するよ」



「ああ」



流二があたしをジッと見つめる。



「流二…」



「ん?」



流二があたしの頭を撫でる。



「……愛してる」



あたしは流二をジッと見つめると、そっと唇を重ねた。



ちゅっ



ゆっくりと唇が離れた。



「……そんな顔すんなよ。つーか、色っぽい」



そう言った流二の顔は、ちょっとだけ赤くなっていた。



「流二、顔赤いよ」



「うっせぇ…」



流二はあたしから目を反らすと、天井の方を向いた。



でも、そんな流二をちょっとだけ可愛いと思ってしまった。



……照れてる流二、めちゃめちゃ可愛い。



ヤバい。なんか母性本能くすぐられる。



「流二?」



あたしは流二をジッと見つめた。



「あ?なんっ……」



あたしは流二の唇を思いっきり奪った。



「……えっ」



流二が困ったように目を見開く。



「今日はあたしからいっぱいキスしてあげる」



あたしはそう言ってフワリと笑った。



「……なっ、なんだよいきなり」



流二の顔は今までに見たことがないくらい真っ赤になっていた。



……なんか、熟したリンゴみたい。



「いつもは流二にドキドキさせられっぱなしだから、今日はあたしがいっぱいドキドキさせてあげるね」



あたしは流二の耳元でそう呟いた。



すると、流二の顔が更に赤くなった。



うわぁ……ちょー真っ赤。



ヤバい。ほんとに母性本能くすぐられる。



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