王様☆ゲーム
『はぁ〜…ったく。これだから恋愛初心者は嫌なんだよ。』
秋は深くため息をついて俺を下からジッと見つめた。
その目線は鋭くて図体がデカい俺でも引いてしまう程だった。
「秋」
『何?』
「デートの件は秋に任せるよ。」
『あー…はいはい。それはさっき確信してたから、言わなくて良いっての。』
「そうか…」
『だぁあ、もう!!ウジウジするな!!イイ?男なら、もっとシャキシャキしろよ!!!分かった?』
また更に秋の目つきが鋭くなる。
「……うん。」
この目つきには逆らえない。
そう確信した秋と久々に出会って一日目の俺だった。