遥か彼方
 エレナスが家の中に入ると同時に男は扉に鍵を掛けた。

「何故、鍵をするんです?」

「意味解らないのか。ふっん、どれだけ世間知らずなんだお嬢ちゃん」

「えっ!」ア然としているエレナスの胸を男は触った。

「イヤン、何するですか?」

「こうするために家に連れ込んだんだよ」
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