IcePrincess





「君がひかりちゃんか、一回会いたかったんだ」


運転席に座る金髪の25才くらいの人が声をかけてきた



「何で私のこと…………、」




「俺はこいつらを拾って育てた桂木竜樹よろしくね!」



なんとも大人な男だった。



「ぢゃああの家の……」



「そう!持ち主。こいつらに今の仕事を教えたのも俺!」




つまりは親玉か………。



「ひかり!俺さ、今日あのゲームの金山城まで制覇したぜ!」



「ホントか?帰ったらまたやろう」



ひかりの優しい言葉に譲は「あぁ!」と嬉しそうに答えた



「いやー、ホントに譲が懐いてるよ!こりゃびっくりだ!」



ワハハハと厳つい顔だけど笑い方は意外とダンディーだった








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