IcePrincess





次の日


いつもと同じように学校に向かう。



電車に乗り人込みの中に目立つオレンジが見えた。



ひかりは見て見ぬ振りをした




「ちょちょちょっ!
いま先輩俺のこと見たスよね!?何でシカトするんすかあ!」




「うるせぇー」ボソッて言ったひかりの言葉も聞き逃さないで純は自分の口を両手で押さえて激しく首を縦に振る




最初から静かにしてろよと言わんばかりに純を睨みつけた







ずっと純が1人で喋っててたまに「聞いてんスかあ?」と純が聞くと「聞いてる」と答える





「ぢゃあ帰り迎えに来ますから!」


と最後に念を押して走って行った。



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