IcePrincess
「先輩ー!」
調度良いとこに純が来た
「キャー!石館君だあ!カッコ可愛いー!」
「ヤバイッまぢ惚れるー!」
あいつがいるとこは何時も煩い。
「あれ?先輩不機嫌すか?」
「………………」
何で純は無表情のひかりの顔の変化を見抜けるのだろうか
「あ、日直スか?どうせ先輩はやんないんだろうなー!」
「やりゃいんだろ」
ボソッと呟くといきなり席を立って黒板に向かう。
「嘘っス嘘っス!
俺やりますから!」
ひかりの手から黒板消しを取るとスイスイ白い文字たちを消した。
そんな純の背中を不機嫌そうに睨んだひかり