IcePrincess





「久しぶりだけどな、すぐ治る」


「何か悪かった」


「あ?………別に」




「もう大丈夫か?」


「ああ、余裕」



「手…………繋げるか?」


「そんくらいは大丈夫だ」




譲はひかりの手を取ってキュッと握った。


「おい?」


「お前なら大丈夫みてぇー」



「そうか」


譲は安心したように笑った。



2人で手を繋いでさっきの道を戻ると4人が必死に名前を呼んでたのが聞こえた



「ひかり」「譲」


ひかりは自分の名前が呼ばれてることに少し安心した





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