IcePrincess




「おい大丈夫か?怒鳴り声がしたけど…………」



「ん、ひかりがちょっとな。」



「大丈夫か?」


「平気だ」



「お前また何かあったろ?
事件りそうんなった時と同じ目ぇしてるぞ」


そう、ひかりの無表情、冷めた目、全身の拒絶、心の無。




「ひかりさんまたオバサン来たんスね?」


「「「「オバサン?」」」」


氷吾だけが冷静にひかりを見据えていた



「実は……、「何でもない」


「ひかりさん!」


「ウルセェー黙れ」



「おいひかり、オバサンて」


「さっきのクソババアか」



「あの怒鳴り声って…………」




「ひかりのだよ」



冷静になった冬弥が言う








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