IcePrincess
「……………………」
「母親に大切にされて愛情もらって命を預かった。
幸せぢゃねーか?
そのぶん生きる勇気を貰ったってことぢゃねーか。
自暴自棄になるな、上には上がいるもんだ、テメーより酷い奴だって腐るほどいるんだよ」
それだけ言って氷吾は出て行こうとした
「待てよ」
「あ?」
「………誰だよそいつ」
「俺だよ、」
氷吾はそれだけ言って部屋を出た。
ひかりは混乱した。
自分が聞いていいことだったのか、
氷吾がひかりの重荷を背負ってしまったのか